【コラム】<6月10日は時の記念日>ビジネスの基本中の基本を身に付けるために


余裕を持って作業をしていたはずが、気が付いたら締め切り間近。イレギュラーなことが起こり、スケジュール通りに仕事が進まない。

働く上でタイムマネジメントはとても大事なことですが、上記のように、時間やタスクを管理することができずに悩んでいる方がいるのではないでしょうか。時間を有効的に活用することが苦手だと、周りと同じ時間働いているのに、生産性が低くなかなか成果を出すことができません。

時間の大切さやタイムマネジメント術をこのコラムで振り返り、仕事もプライベートもより充実したものにしていきましょう。


日本人の時間への意識を大きく変えることとなった記念日

「時の記念日」が制定されたのは1920年のことです。文部省(現在の文部科学省)の外郭団体である生活改善同盟会が、当時、時間の感覚に乏しかった国民に時間を大切にする意識を広めることを目的に提唱しました。

時の記念日が6月10日に決まったのには、歴史的な理由があります。日本書記によると、グレゴリオ暦671年6月10日に漏刻(水時計)が初めて鐘を打ったということが由来していると言われています。
以来、時の記念日は毎年6月10日に行われており、時間の尊さや正確さを伝える催しが各地で開催されています。

時計の歴史を振り返ると、人類が如何に時間を正確に測ることに心血を注いできたかがわかります。時の記念日は、そうした先人たちの努力を思い起こし、時間の大切さを再認識する良い機会となっています。

社会人には「自由な時間」が少ない

社会人になると、時間の使い方が大きく変わります。学生時代とは異なり、仕事に多くの時間を費やすことになるでしょう。会社に所属し、上司や同僚との関係性を築きながら、与えられた業務をこなしていく必要があります。

仕事以外にも、自己啓発やプライベートな時間の確保など、時間の配分が重要になってきます。限られた時間の中で、仕事とプライベートのバランスを取ることが求められます。

社会人として成長していくためには、時間管理能力を磨くことが不可欠です。優先順位を見極め、効率的に業務を進めていく力が問われます。同時に、自分自身の成長のための時間も確保しなければなりません。

仕事に追われるあまり、自己投資の時間を無視してしまうと、長期的な成長が難しくなります。スキルアップのための学習や、人脈形成のための交流など、自分の将来を見据えた時間の使い方が重要になります。

社会人になって時間の使い方が変わることを理解し、適切な時間管理を心がけることが、充実した社会人生活を送るための鍵となるでしょう。

一分一秒を争うビジネス現場での成功への近道

ビジネスの世界では、時間が全てを決めると言っても過言ではありません。プロジェクトの納期や顧客との約束など、時間との勝負が常に求められます。時間を守ることができなければ、信頼を失い、ビジネスチャンスを逃してしまうかもしれません。

また、ビジネスにおいては、スピードが重要視されます。競合他社よりも早く市場に製品を投入したり、顧客のニーズに素早く対応したりすることが、成功への近道となります。時間を無駄にせず、迅速に行動することが求められます。

一方で、時間をかけて じっくりと取り組むことが必要な場面もあります。長期的な時間の投資が重要だと言えます。戦略的な意思決定や、人材育成などは、短期的な成果を求めるのではなく、将来を見据えた取り組みが必要不可欠です。

ビジネスパーソンには、時間を適切にマネジメントする力が求められます。優先順位を見極め、緊急性の高い業務にリソースを集中させる判断力が問われるのです。同時に、長期的な視点を持ち、将来の成長につながる時間の使い方も意識しなければなりません。

時間が全てを決めるビジネスの世界で成功するためには、時間を自在にコントロールする力を身につけることが重要です。

会議を無駄な時間にしないために

ビジネスパーソンにとって、会議は避けて通れない存在です。しかし、会議が非効率的で時間の無駄になってしまうことも少なくありません。無駄な会議で時間を浪費しないためのコツを押さえておきましょう。

まず、会議の目的を明確にすることが大切です。会議を開く前に、何を議論し、どのような結論を出すのかを明らかにしておきます。目的のない会議は、時間の浪費につながります。

次に、参加者を適切に選ぶことも重要です。議題に関係のない人を招集しても、生産性は上がりません。必要な人だけを集め、効率的に議論を進めることが求められます。

また、会議の時間をしっかりと管理することも大切です。議題ごとに時間配分を決めておき、それを厳守するようにします。延々と議論が続くような状況を避け、メリハリのある会議運営を心がけましょう。

会議中は、議論を整理し、結論を導き出すことに集中します。脱線した話題や、個人的な意見交換に時間を割くことは避けなければなりません。建設的な議論を促し、効率的に会議を進行することが求められます。

最後に、会議の結果をしっかりと共有し、実行に移すことが重要です。会議で決まったことを放置せず、責任者を明確にして、具体的なアクションにつなげていきましょう。

無駄な会議を減らし、生産性の高い会議を実現することで、限られた時間を有効に活用することができるはずです。

管理職には高度なタイムマネジメント能力が求められる

管理職になると、自分の仕事だけでなく、部下の業務管理やチームの目標達成など、多岐にわたる責任が発生します。
限られた時間の中で、これらの役割を効果的に遂行するためには、優れたタイムマネジメント能力が不可欠です。

まず、優先順位を明確にすることが重要です。

管理職は、自身の業務と部下の業務を俯瞰的に把握し、全体の目標達成に向けて優先度の高いタスクから着手する必要があります。
緊急性と重要性を区別し、長期的な視点を持ちながら、タスクを適切に割り振ることが求められます。

次に、権限委譲を積極的に行うことが肝要です。

管理職は、すべてのタスクを自分で処理しようとするのではなく、部下の能力を見極め、適切な仕事を任せることが重要です。
これにより、管理職自身の業務負荷が軽減されるだけでなく、部下の成長と自立性を促すことができます。

最後に、柔軟な対応力も重要です。
管理職は、予期せぬ事態や変化に直面することが多いため、状況に応じて柔軟にタイムマネジメントを調整する能力が必要です。
優先順位の変更や、タスクの割り振りの見直しなど、臨機応変に対応することが求められます。

管理職のタイムマネジメントは、自身の業務だけでなく、チーム全体のパフォーマンスに大きな影響を与えます。
優先順位の設定、権限委譲、会議の効率化、自己管理能力の向上、柔軟な対応力など、これらの心得を実践することで、管理職としての役割を果たし、組織の成功に貢献することができるでしょう。

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